近年、コスメやサプリ、さらには飲料まで、様々なアイテムに登場している「CBD(カンナビジオール)」。
今では、“ウェルネスの新定番”として世界中で注目を集め、日本国内でも着実に市場が拡大しています。
今回は、「CBDがなぜここまで広がっているのか?」その背景や市場動向について掘り下げてみたいと思います。
世界で進むCBDブーム
CBD市場は、アメリカ・カナダ・ヨーロッパを中心に爆発的に成長しています。
特にアメリカでは、2018年の「農業改善法」改正によりCBDの合法化が進み、多くの企業が新規参入しています。
世界市場の成長予測
- 2023年では、約80億ドル規模
- 2028年には、200億ドル超えとの予測も(※市場調査会社による)
この背景には、ストレス・不眠・メンタルヘルスといった現代的な課題に対する“ナチュラルな解決策”として
CBDが期待が高まっていることがあります。
日本でもCBDが注目される理由
日本では大麻取締法の影響から、これまでCBDの取り扱いに慎重な姿勢が求められてきましたが、
2024年12月の法改正をきっかけに環境が大きく変わりました。
改正後の主な変化
- THCを含まないCBDは合法であることがより明確に
- 医療用大麻の研究・応用が限定的に解禁
- 海外ブランドの参入や国内製造体制の整備が進行中
こうした背景から、「安心して使えるCBD」へのニーズが高まっています。
CBDが広がっている分野は?
CBDはもはや“特定の人のための成分”ではなく、誰でも気軽に取り入れられるウェルネス素材として幅広いジャンルで活用されています。
1. 美容・スキンケア
抗炎症・保湿作用により、CBD入りの化粧水や美容液
国内コスメブランドとのコラボ商品
2. 睡眠・リラックス系商品
CBDオイル・グミ・サプリで自然な眠りをサポート
「ナイトルーティンにCBDを取り入れる」人が増加中
3. 飲料・フード
CBD入りのコーヒー・ハーブティー・スムージーなど
一部のコンビニやカフェでの取り扱いも始まっている
4. スポーツ・リカバリー
アスリート向けのCBDバーム・ロールオン
トレーニング後のリカバリーサポートとして注目
なぜここまでCBDが求められるのか?
現代人の悩みーーー「睡眠の質」「ストレス」「疲労感」「肌トラブル」など
“目に見えにくい不調”に対して、CBDは“自然に・無理なく・自分を整える”ツールとして支持を集めています。
また、SNSやインフルエンサーによる発信で、CBDを取り入れたライフスタイルがより身近に感じられるようになったことも人気拡大の後押しとなっています。
今後どうなる?CBDの未来予測
- 法整備の進展により、国内製造・国内ブランドの信頼性が向上
- CBDを使ったサロン・エステでの施術がより身近に
- 更年期・PMS・集中力ケアなど、多様な悩みに向けた提案が進展
- 「CBD×○○」(例:CBD×コラーゲン、CBD×ハーブなど)の掛け合わせ型商品が、今後のトレンドになる可能性大
まとめ:CBDは“ウェルネスを楽しむ”時代へ
かつては「怪しい」「よくわからない」と思われがちだったCBDですが、今では「ちょっと贅沢なセルフケア」として日常に自然に取り入れられ始めています。
市場の拡大とともに、品質・安全性・使いやすさもどんどん進化を遂げており、これからもっと多くの人がCBDの魅力を体感していくでしょう。
CBDは、ストイックな健康法ではなく、“がんばりすぎない自分”を大切にする新しい選択肢。
これからの広がりにも、ぜひ注目していきたいですね!