日本でも広まりつつあるCBDの美容効果と期待される効果

CBDは単なる美肌効果にとどまらず様々な肌トラブルの改善に役立ちます。そんなCBDについて紹介します。

CBDとは

CBDは大麻草に含まれる有効成分のひとつであるカンナビノイド成分です。
大麻草から採取できる有効成分には主に2種類あります。
葉や穂から抽出されたTHC(テトラヒドロカンナビノール)と、茎や種子に含まれるCBD(カンナビジオール)です。

現在、CBDは最も薬理効果を期待されている非精神活性化合物です。危険性や依存性はなく、酩酊状態にならずリラックス効果や不眠、慢性痛の解消、鬱防止などが期待できる成分となります。CBDは大麻成分のうち約40%を占めるといわれており、電子タバコ(VAPE)やオイル、美容品、健康食品などに商品化され注目を集めています。

日本でも美容や健康に関心のある一部の方に親しまれていますが、海外ではすでに人気の成分となっています。

CBDが美容で期待されている効果/効能

アンチエイジング

肌の糖化は「しみ」「くすみ」を引き起こします。
血液中の余分な糖がたんぱく質や脂質と結びつき、変性することでAGEs(終末糖化産物)を作り出します。その老廃物が皮膚の細胞に沈着することでしみやくすみとなるのです。

CBDには抗糖化作用があります。抗糖化作用とは体内の糖化を抑制し、糖化した細胞を元に戻してくれる働きのことです。
肌の酸化は「しわ」、「しみ」、「たるみ」を加速させます。
紫外線、喫煙、ストレスなどの日常生活により肌は酸化していきますが、抗酸化作用などが働いているため、すぐに酸化していくわけではありません。
ただ、長年の酸化ストレスの蓄積や、加齢によって抗酸化力などが低下してくると、酸化から肌を守りきれずに肌トラブルとなります。

酸化を防ぐ方法としては化粧品でのケアや抗酸化作用の高いビタミンCやビタミンEを含む食品やサプリを摂取するなどがあります。
CBDにはビタミンCやビタミンEよりも高い抗酸化作用があり、身体の酸化を防いでくれます。

CBDは、加齢による肌の原因となる糖化と酸化を防ぐ効果があるといわれています。
肌の角質層は定期的な周期で新陳代謝を繰り返しています。これをターンオーバーといいますが、加齢や生活習慣によってターンオーバーのサイクルが乱れ始めると、新しい角質がなかなか生まれず、古い角質がいつまでも肌表面に残ることになります。

古い角質が残ると肌の状態はどんどん悪化していきます。
CBDには肌のターンオーバーを促し、古い角質を除去する作用があります。
それだけでなく、ターンオーバーのサイクルを正常に戻す効果もあります。

アンチエイジングだけではない肌にもたらす効果

CBDはアンチエイジングだけでなく、ニキビや肌荒れの改善にも効果があるといわれています。
ニキビは余分な皮脂が毛穴に溜まって、そこにアクネ菌が繁殖することで発生します。

CBDは皮脂を作り出す肌の皮脂腺に働きかけることができます。皮脂が過剰に出ている場合は抑えることができ、肌が乾燥しているときは皮脂の分泌を促すことができます。
さらに、抗炎症作用が現在のニキビの症状を鎮めるとともに、ニキビ予防としても効果が期待できます。

肌荒れは、赤くなる、激しいかゆくなるなど様々な症状があります。
その原因も乾燥、バリア機能の低下、生活習慣など様々です。

肌はバリア機能が低下すると、ちりやほこりなど外部からの刺激にも敏感になりかゆみや炎症が起きやすくなります。
CBDはバリア機能を高めるサポートをし、外部から肌を守ってくれます。
さらに、抗炎症作用が症状を鎮めて、肌のターンオーバーを促してくれるのです。

2014年の研究によると、CBDには抗炎症作用に加えて皮膚表面の抗菌作用もあるとわかりました。
皮膚に傷ができた時は、消毒と同じように患部に塗ることで菌の繁殖を抑えられます。
また、CBDは上皮細胞の成長を促す効果もあるので傷の治りが早くなるともいわれています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、赤み、かゆみかぶれなどの症状があります。
アトピーは根治治療法が確立されておらず、対症治療が基本となります。
そのため、肌の状態に合わせてスキンケアを行うことでバリア機能を強化します。
さらに、肌の炎症を抑えるためにステロイドを使用します。
これらの治療を長期的に続けることが大切になるのです。

ステロイドは効果が強い反面、免疫力の低下や消化器官の炎症、鬱病などの精神症状など多くの副作用があります。
ただし、どうしてもステロイドが必要な方もいます。

そんなアトピーにも、CBDが効果を発揮するといわれています。

炎症反応を起こす原因は、ヒスタミンを放出する細胞が活性化することです。
CBDはその活性化を抑え、かゆみの抑制をしてくれます。また、免疫機能が異常をきたす原因は、体内の酸化です。抗酸化作用を持つCBDを摂取することで免疫を正常に戻しアトピーの症状を抑えてくれます。

さらに、アトピー性皮膚炎に悩む人の肌は、表皮の一番外側の角質層が薄くなります。
肌の水分保持に必要なセラミドを作る機能も弱いので、アトピー性皮膚炎の肌はセラミドが少ない傾向があります。
そのため、肌のバリア機能が弱くなりやすく、刺激を受けるとすぐに肌が赤くなったりかゆくなったりしてしまいます。

肌荒れやニキビでも紹介したように、CBDには抗炎症作用があるためかゆみや赤みを抑えてくれるほか、セラミドの水分保持をサポートする働きもあるため肌にうるおいを与えてくれます。
このように、CBDは単なる美肌効果にとどまらず様々な肌悩みの改善に役立ちます。
年齢を問わず肌に効果的な成分だからこそ注目を浴びているのです。

CBDの安全性

CBDは、マリファナの主成分であるTHCが作用するカンナビノイド受容体「CB1」をブロックするため、THCの「ハイ」な感じを抑制することができます。また、CBD単体では、精神作用はありません。

CBDの安全性は様々な研究で確認されています。
CBDの成分はWHO(世界保健機関)で非中毒性であり安全、かつ副作用がほとんどない成分だと認められています。

ECDD(薬物依存専門委員会)は動物及び人間の研究からは、THCのように依存性を生じたりしないと報告しています。

大麻取締法に関すること

大麻草(マリファナ)というと一般的には違法薬物であったり、いわゆる「ハイ になったり幻覚をみる」というイメージがあるかもしれませんが、一般的に大麻の作用として知られる成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。

THCは精神活性作用(幻覚作用や多幸感など)があると同時に、日本では厳しい法律が定められています。一方、CBDは日本でも使用が認められています。

大麻取締法第1条
この法律で「大麻」とは、大麻草(Cannabis sativa L.)及びその製品をいう。
ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

このように、大麻取締法により花穂、葉、根に由来するものは全て違法、大麻草の茎と種子に由来するものだけが合法になっています。
つまり、現行法では、茎及び種子由来であるCBDは利用することができます。

また、国内で流通しているものに関しては、どの部分から由来したものなのかを厚生労働省で検査し、その後税関にて商品の成分を検査します。
法律的に問題ないと証明された商品のみ輸送されているので、安全に使用することができます。

副作用

WHO(世界保健機関)によると、CBDには副作用がほとんどないと発表されています。
また、CBDなどヘンプ由来の成分は世界中で最も安全な植物性化学成分であり、ヘンプが使用されてきた過去数千年の間、その使用により死亡や重病に繋がったという記録はなく、重篤な副作用が報告されたことはありません。

ただし、適量を超えた摂取は控えましょう。眠気などを感じる場合があります。

まとめ

CBDは大麻草に含まれる成分のため、ネガティブな印象を抱く方はいるかもしれませんが、法律や副作用に問題はなく安全に使用することができます。
また、多くの美容効果が期待でき、今後日本でも取り入れられる成分となってくるでしょう。

CBD成分の化粧品に興味が出た方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
CBDのもつ可能性は大いに秘められています。